「やめろ応益負担、やるぞ京都!」2007年10月6日 ラボール京都
集会あいさつ文
みなさん、こんにちは。
「応益負担に反対する実行委員会」の呼びかけに応え、こんなに大勢の方が参加されたことを心よりうれしく思います。実行委員を代表してご挨拶申し上げます。
この間の政治情勢を見ますと、本当に空気の読めない人たちが、やりたい放題空気を乱し、多くの人々を呼吸困難にしたあげく、その始末もおえない状態が続いていると思います。
社会保障費を含む財政支出の削減は大きな犠牲を生みました。私たちは、障害者自立支援法がその先鞭をつけられ障害者とその家族、そして介護労働者の生活と暮らしが壊されていくと危惧し、とりわけ道理のない自己責任原則を押し付ける応益負担には断固反対してきました。しかし、大きなお世話にも、自己負担さえもできない本人、弱者を生んでしまった親、投資しても価値をもたらさない労働者というレッテルを蒸し返し、一人ひとりに無力感を与えただけでなく、社会から孤立をさせた結果、死を選ばざるを得なかった人たちの、犠牲の上に構造改革は進められています。
政治空白を招いたことを、病院のベッドから謝罪をした人がいましたが、その言葉は何も響きません。強行採決をやってのけて、この社会の在りようをめちゃめちゃにした代償は大きいのです。
今日は、多くの国会議員の方が参加されています。そうした事態を目の当たりにされてきた々でもあります。良識ある行動を国会でも取っておられ、また私たちの主張を汲みとり政治に生かすことを信 条とされてきました。勇気と気概のある態度に感謝をしたいと思います。
障害者自立支援法が施行されて2年目を迎える際に、私たちはそう遠くない、過去の歴史を振り返って、何が行われてきたかを忘れずにいることはとっても大切だと思います。なぜなら、私たちの道理ある行動は歴史が正しく証明をします。ですから、その時いっしょに喜び合えないのはもったいないからです。
応益負担を撤回させるまで、もう一息です。
ともに精一杯がんばりましょう。
今日はよろしくお願いいたします。
ありがとうございました。